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2015.12.24

vol.62 Hotel Okura 後のレッスン

8月31日のホテルオークラ東京本館閉館に伴い、
20年にわたりレッスンをさせていただいた
レディースサークルも休会となりました。

月に一度、難試験を受けるような緊張感を持って
続けて来たオークラでのレッスンが終了することになり、
大きな喪失感と共に、
『何事にも終わるときが来る』
ということを改めて気づかせてくれたように思います。

そんな中、長いお付き合いのみなさまより、
「ぜひ、レッスンを続けたい」とのあたたかなお言葉をいただき、
また、ありがたいご縁がつながって、
銀座線外苑前出口より徒歩15歩!の、こんな素敵な空間をお借りすることができました。

おそらく・・・80人くらいのレッスンも可能かと思われる広さです。(笑)

今年最後のコラムとなりますが、こちらでのレッスンの様子をご報告しますね。

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夏休み明けの9月のレッスンで使ったのは、
ゴールドのワイヤー製のバスケット。
横長の形が特徴的なこのバスケットは、『ZARA Home』のものです。
日本に上陸する前は、ロンドンやパリに行くと必ず覗いていたショップ。

表参道はもちろんのこと、月に一度レッスンで訪れる
グランフロント大阪店も、必ず足を運ぶ大好きなお店です。

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さて、レッスンでは、このバスケットに合わせて
たくさんのダリアイングリッシュローズを選んでみました。
こだわったのは、普通ではないバラを使うこと。

ルージュロワイヤルライラッククラシックダーシーオッポセンターなど
耳慣れない希少なバラを使っています。
また、ゴールドとはいえ、バスケットというとカジュアルなイメージもあるので
オータムカラーのアイビーや、ヤマゴボウなどでナチュラル感を加えてみました。

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こちらの空間の壁が、とても雰囲気のある
色合いで・・・。

グレイッシュな塗り壁の前でお花を束ねて
みたら とてもシックな印象。

壁の色合いにもこだわったこの空間、新しいホテルオークラ東京の設計デザインにも関わる著名な建築家の方がデザインされたそうです。



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10月のレッスンでは、香港で出合ったこの籠を・・・
上の部分が開閉式になっているものです。

ずいぶん前に、雑誌で見かけたこの籠を、
香港のインテリアショップで見つけた時には嬉しい悲鳴をあげました!

アレンジが終わった後は、お野菜を干したりしても良いかしら~?と
思っていましたが、

料理研究家の宮澤奈々先生は、この籠を
オリエンタルなお料理のコーディネートに使われたそうです。
小皿をいくつか入れてみても良いですね。

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レッスンでは、フーガボールミッチャンサンタクロースアランチェ
ポンポンイエローの5種類のダリアと、
ミディの胡蝶蘭アスクレピアス
そして、実りの秋のイメージで、ヒペリカム
紅葉したキイチゴの葉
蓋を半開きにして、こんもりとアレンジしてみました。

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コーディネートに使ったもので、こちらも『出合い』の雑貨が。

数年前に、香港のフォーシーズンズホテルのショップで見つけたこのコースター。
有名なデザイナー、アラン・チャン氏のデザインで、古いイラストをモチーフに選んでいます。

目を惹いたのは、三井の井桁マーク!
三井物産が上海に支店を開いた当時のものではないかと思うのですが、
退職して数十年経った今でも、三井愛のある私は迷わず手に取り持ち帰りました!


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11月は、恒例のクリスマスリースレッスン

生徒さんの中には、リースではなく、縦長(横長?)の
アレンジメントをチョイスされる方もいらっしゃいます。

オーナメントとリボンは、いつもこのようにディスプレイして
お買いものゲーム!

ここ数年、主にオランダのオーナメントを使っていますが、
私のこだわりは、ガラスのオーナメントを選ぶこと。

ブラスチックのボールオーナメントに入った
ラインがどうしても許せないのです!(笑)

今年のチョイスの一例は、このような組み合わせ。
羽根の付いた鳥さんが大人気でした。

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皆さまが作られたリースなどはこのようなチョイス。
リボンによってもイメージが大きく変わり、
見ている私も毎回楽しみです。

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12月のレッスンは、同じく香港から持ち帰った
白いちょうちょのオブジェを使って、テーマは、『White Christmas』

「蝶」つながりで、真っ白な胡蝶蘭を選んみました。
このちょうちょのオブジェ、付属で両面テープが付いていて
壁などに飾るようですが、
その両面テープに強力なマグネットを付け、
さらにもう一つのマグネットでワイヤーを挟み撃ち!

そのワイヤーで、アレンジしています。
キャンドルをたてて、クリスマスのテーブルアレンジに・・・。

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2016年のレッスンにも、
既に見つけたフランス製のリボンや、
イギリス製のペーパーたちが待機中・・・。
また、ご紹介させていただきますね。

今年もお読みくださいましたありがとうございました。
みなさま、どうぞ、良いお年をお迎えくださいね。

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プロフィール

三代川純子

フラワーデザイナー

三代川純子

三井物産株式会社人事部勤務中に恵泉フラワースクールで学び、退職後、フラワーデザインを学ぶため渡英。

「コンスタンス・スプライ」「ジェーン・パッカー」などにてディプロマ(卒業証書)を取得した後、英国王室御用達フローリスト「エドワード・グッドイヤー」にて修業。
また、パリのフルリスト「パトリック・ディヴェール」「リリアンヌ・フランソワ」にても研修を行う。

フラワーデザイナーとして、雑誌「花時間」などで多くの作品を発表するかたわら、ホテルオークラ レディースサークル(現在、ホテルオークラ本館建て替えのため休会中)では、ヨーロッパで自ら買い付けて来た資材を使いレッスンを行っている。

また、「Hanahiroプリザーブドフラワー・アカデミー」の主任講師も務める。