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2011.01.27

vol.37 新年あけましておめでとうございます(3)

37-11.jpg10月のテーマは、
「ハロウィン」

リース型のバスケットに、
バラやガーベラ、
ケイトウなど、

そしてもちろんかぼちゃを
アレンジしています。
初めてリース型のバスケットを目にしたのは、
やはりパリの見本市で。

フランスの資材メーカーのブースでした。
6~7年前のことです。


日本でも同じようなバスケットを目にするようになったのは、ここ数年。
バスケット以外のいろいろな資材も、
日本には少し遅れて入って来たり、似たようなものが出回っていますが、
色合いや形が微妙に「日本風」に可愛くなってしまっているような気がします。

「パリ風」は独特な色合いだったりするのですが、
「カワイイ」もの好きの日本では変えられてしまうのでしょうか?



11月は恒例のクリスマスリースレッスンです。
例年、パリの見本市で仕入れたクリスマスオーナメントとリボンをご自由にお選び頂いていますが、
この写真のリースのリボンは、アメリカで仕入れたもの。
37-12.jpgレッド&グリーンのクリスマスカラーでなく、ブルー、ホワイト&シルバーでクールなリースにしてみました。

シルバーのリボンは、レッスンの直前の週末に、
オレゴン州のポートランドにフィギュアスケートのグランプリシリーズアメリカ大会、
『スケートアメリカ』を観戦しに行き、その前に立ち寄ったサンフランシスコで見つけ、他の色と併せ、数巻をまとめ買い!

37-13(2).jpg


『スケートアメリカ』の目的は・・・もちろんDai-chan

トリノに続いて、この大会でも優勝を目の当たりに出来、2010年のナマ観戦は2戦2勝でした!

アメリカでもいくつかクリスマスオーナメントを買いましたが、大好きな雑貨店『Gumps』にてスケート観戦の記念に買い求めたものがこちらです。


Dai-chan、来月の四大陸、そして、3月東京開催の世界選手権も頑張って~!

12月はこちらも毎年恒例のクリスマスアレンジメントを。
リースの中央にストロベリーレッドのキャンドルスタンドを置いています。

『愛』を表す「レッド」と『純潔』を意味する「ホワイト」がテーマカラーで、
白に赤の斑が入ったバラの"パーティラナンキュラ""スウィートネス"
そして、アクセントに、サンゴミヅキの枝を使いました。

キャンドルスタンドは、クリスタルのスタンドで、
実は一昨年から気になっていたものなのですが、
資材店の展示会に行きそびれ、オーダーが出来ず泣く泣く諦めたものでした。

そんな訳で、昨年は、早々にオーダー。
明るい赤の色合いが気に入っています。
自宅のレッスンでは、ブラックを使用しました。
37-14(5).jpg




最後に・・・37-16.jpg
「花より団子」ならぬ「花も団子も」の私が、
最近ハマっている手作り(?)デザートをご紹介。

このコラムでわざわざご紹介するのは、
まるで『ラデュレ』のフレンチトースト「パン・ペルデュ」のような味わいだからなのです。

アシスタントのMikaちゃんは、「パン・ペルデュ」を凌ぐお味・・・と評してくださっています。ちなみに、このお写真もMikaちゃんによるもの。




毎月レッスンで福岡に行っているのですが、
ある時、おいしいものとファッションの話題でいつも盛り上がる花弘のChieちゃんから、
「もし時間があったら、『ふくしま』というお店でカステラを買ってきてくださいませんか?」
とのリクエスト。

なんでも、日本橋のとある鉄板焼屋さんで頂いたデザート・・・両面をバターでこんがりと焼いてバニラアイスクリームが添えられて出されたカステラが絶品だったそうで、

どちらのカステラか聞いても教えてくださらず、
それにもめげずにしつこく聞いたところ、博多の「ふくしま菓子舗」のカステラとのこと。

おいしいもののためなら、手間を厭わないワタクシのこと、
レッスンの合間にお店を訪ねてみました。



昔ながらの洋菓子屋さん風の「ふくしま菓子舗」さんは、
正面のショーケースには洋菓子が、
そして右側のより大きなショーケースの中はカステラの箱でいっぱい。

カステラはお願いするとその場でカットしてくださるのですが、
底にはぎっしりと隙間なくザラメがあり、
そのまま頂いても、卵の風味が素晴らしく美味しいのですが、

教えられた通りに焼いて頂いたところ・・・
これはまるで『ラデュレ』のお味と感動したのです。

自宅でのレッスン後のデザートに、
そして、忘年会や新年会のパーティなどで何度かお出ししていますが、
皆さん「これがカステラ?」と絶賛してくださいます。

ポイントは、バターは少し多めに(一切れに10g見当)、
そして両面とこんがりと焼くことです。

皆さまもぜひ、お試しくださいね~!



                              < END >




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プロフィール

三代川純子

フラワーデザイナー

三代川純子

三井物産株式会社人事部勤務中に恵泉フラワースクールで学び、退職後、フラワーデザインを学ぶため渡英。

「コンスタンス・スプライ」「ジェーン・パッカー」などにてディプロマ(卒業証書)を取得した後、英国王室御用達フローリスト「エドワード・グッドイヤー」にて修業。
また、パリのフルリスト「パトリック・ディヴェール」「リリアンヌ・フランソワ」にても研修を行う。

フラワーデザイナーとして、雑誌「花時間」などで多くの作品を発表するかたわら、ホテルオークラ レディースサークル(現在、ホテルオークラ本館建て替えのため休会中)では、ヨーロッパで自ら買い付けて来た資材を使いレッスンを行っている。

また、「Hanahiroプリザーブドフラワー・アカデミー」の主任講師も務める。