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2013.08.06

vol.52 (2)久々のParis


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パリ3日めは、早起きしてランジス市場へ。
7時に到着しましたが、市場はそろそろ営業終了モード。
いつものカフェで朝食を頂き、いよいよ資材ショッピング開始です!

今回は(今回も?! 最近、ランジス市場での資材の仕入れに苦戦!)
なかなか目ぼしいものが見つからず・・・と思っていましたら、
素敵なガラスの器に出合ってしまい、
直径20cm以上、ずしっと重いボウル状の形状に一瞬ひるんだものの
意を決して18ヶお持ち帰り!
メンバーのメンズお二人に助けて頂きました!
それにしても・・・帰国後、自宅で積み上がっていた器を眺める度に
よく手荷物で持ち帰った!としみじみ・・・。
先月のホテルオークラ東京レッスンで使いましたので、
作品のお写真はまた改めて!


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ランジス市場からパリに戻り向かったのは、
再びサンジェルマン。
例年、クロード・カンコーでデモンストレーションを見ていましたが、前述の通り、リピーターの方も多いので、今回はレッスンを受けましょうということで、パリで評判の『rose bud』(ローズ・バッド)ヴァンソンさんのレッスンを。
その前に、ご案内くださる
パリ在住のフラワーデザイナー斎藤由美さんと共にランチをご一緒させて頂きました。

『rose bud』の自然光溢れる店内は、
このような感じ。
曰く、好きなお花しか仕入れないとのこと。
アートとお花の融合が感じられるディスプレイと、お花に添えられたグリーン使いに心打たれました!


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ランチ後は、さぁ、レッスンです。
ピンクのシャクヤクを20数本、スカビオーサも15本、
グリーンが2種類・・・。

たくさんの種類のお花、そして色を混ぜずに、
「ナチュラル」ながらも、「洗練」され、「エレガント」に、との説明。

花束を回しながら、お花を加えてブーケを作る際、
「お花と対話しながら・・・」
「どこに加えるかはブーケが教えてくれます・・・」とのことでした。

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パリ在住十余年の由美さんの魅力は、
人を惹きつけるトーク、お人柄、プレゼン力・・・。
お花を学ぶだけでなく、実際にパリにお住いの同世代の彼女から、多くのことを学ばせて頂いた気がします。

次回は、私自身もレッスンを受けたいと思います。




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お花を置きに一旦ホテルに戻った後は、シャンゼリゼに繰り出します。
目的地は、もちろん凱旋門、ではなく、ルイ・ヴィトン!(笑)
メンズのジャケットをお求め予定のSさんご夫妻にお付き合いして、
私も、お友達に頼まれたストールを購入。

今回、頼まれたものを買いに、ヴァン・クリフ&アーペルにも参りました!
「旅先でお買い物を頼まれるのはちょっと勘弁!」と言う方もいましたが、私はむしろ逆!

ヴァン・クリフのように、なかなか行けないメゾンを覗いたり、
自分では行かないお店に行かれたり、
知らなかった情報をゲット出来たり・・・といいことが沢山あります!


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実は今回も、Toshikoちゃんからライヨールのステーキナイフを頼まれたのですが、
(ライヨールとはフランスの南西部にある村で、刃物が有名!)
もし彼女から聞かなかったら、私のショッピングリストには載らなかったもの・・・
デパートの売り場でも見逃していたことでしょう。

教えて頂いたことによって、お買いもの熱心な私は(笑)、プランタンギャラリー・ラファイエットモノプリと3店舗でチェックして、お値段の比較まで出来て・・・ついでに私もget!

ステムの3色がパリっぽい組み合わせでしょ?
6本セットで16.9ユーロとびっくりのお値段です。
早速、ステーキを頂いてみたところ・・・
その切れ味に感動!



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ちなみに・・・
こちらはプランタンで見つけたセット。
カラフルなステムに惹かれ、思わず衝動買いしそうになり・・・12人を一度にディナーにお呼びすることはないかな~と一人つぶやくと
「上のパーティールームでは、いつも12人くらい集まるでしょ?!」
との悪魔の囁き・・・。

売り場を3往復しましたが、
今回は(笑)、諦めました。




お話を戻して・・・
シャンゼリゼのもうひとつの目的は、フォーシーズンズジョルジュⅤの装飾を見ること。
いつもの通り、たくさんのガラス花器を使ったデコレーション、
アジサイ、シャクヤク、ビバーナム、バンダが美しくディスプレイされていました。

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3日めのディナーは、ちゃんとした(笑)フレンチです。
(初日:焼肉 2日め:中華 だったので・・・)

ツアー最多出場のD子さんから、ツアー前に行きたいレストラン情報が届き、
その内の1軒は、Midoriさんもお勧めのお店でした。


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その名も『Le Sot l'Y laisse』
(ル・ソリレス)

直訳して、
「おバカさんは、それを残してしまう。」

ソリレスとは、鶏のお尻のちょっと上にある1羽から2個しか取れない希少部分。
とても美味しいお肉なのに、気がつかずにおバカさんは残してしまう・・・という意味だそう。


予約の際、「シェフがひとりでキッチンに立ちますので大勢のお客様ですとお待たせしてしまうかも・・・」
とのことでしたが、すべてのお料理をタイミングよく出してくださいました。


日本人シェフ 土井原英冶さん作のお料理はどれもこれも美味!
マダムも大変美しく、サービスのお仕事ですのに、ヒールを履いていらして
その女性らしさも印象的なお店でした。


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パリ4日めは、ソルドの初日。
8時開店に合わせてホテルを7時50分出発!
何せ、プランタンまで2分なのです。

皆さん、ハイブランドのブティックに突撃されたようですが、
私は迷わずメゾン館へ・・・テーブル周りの小物チェックです。

ここ数年、きちんとしたカトラリーを揃えたいなとずっと思っていて、
クリストフルなどもずい分と見たのですが、なかなか気に入ったステムに出合えず・・・。
ふと積みあがっている『Villeroy & Boch』を見ましたら、まさに私好み!
しかも、半額です。

お洋服も、靴も、ジュエリーも何も買わなかった(我ながらビックリ!!)私の
一番高価なショッピングがこのカトラリーでした。
高価と言っても、2万円以下!

その後行ったギャラリー・ラフェイエットでは、素敵なキャンドルスタンドを発見。
こちらもレッスン用に18ヶ!

ランチは、プランタンの最上階にあるレストランへ。
天井が美しいステンドグラスになっていて、とにかく広い!
お味もなかなかで・・・ショッピング時のランチにおすすめです。

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午後は、フォーブル・サントノーレに突撃!
いかにもフランス的な陶器のお店『Astier de villatte』(アスティエ・ドゥ・ヴィラット)
スペインのウエッジソールサンダルが有名な『Castaner』(カスタネール)
そして、バッグのブランド『Jacques Le Corre』(ジャック・ル・コー)などへ。
こちらでは・・・9名で伺って、バッグを8ヶ購入・・・。
一人で4ヶという人がいましたけどね!


フォーブル・サントノーレを歩きながら、新しいアドレス、『Laduree』のチョコレート専門店を覗き、
そして、マンダリン・オリエンタルでは、もちろんお花をチェック!
壁に穴が開いていて、シャクヤクがアレンジされていました。

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その後、『Hermes』までそぞろ歩いてみましたが、どこもかしこも中国人だらけ。
帰りの空港で、ディタックスの行列のほとんどが中国人で、1時間以上並んだのも頷けます。
これから、パリへいらっしゃる方は、お早めに空港へ、ね!




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パリ最終日、午前中は、『Bon Marche』(ボン・マルシェ)へ。
私は、いつもの通り、食品館でお土産探しです。
こんな可愛いお砂糖を発見しました。
お茶にあまりお砂糖は入れないのですが・・・。

もちろん、バターも大量購入。
いつもの『Echire』(エシレ)と、『Berre Boldier』(ブール・ボルディエ)です。
ブール・ボルディエは、Yuzuと胡椒の入ったバターも買ってみました。
美味しいパンと共に頂きましょう!

さらに、『Poilane』(ポアラーヌ)で、大好物のクッキーを10袋(笑)!
ランチは、もちろん、お隣で、タルティーヌです。


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ホテルに戻り、ご希望された方々と、モンマルトルへ。
モンマルトルでは、布地店巡りチームとサクレ・クール寺院チームとに分かれました。

久しぶりの『Reine』(レーヌ)では、布を3種類購入。内一つは、帰国後すぐにテーブルに。
ビニールコーティングされているのが嬉しい!
しかも、今回ご一緒した、Sさん、Oさんとお揃いです!





ところで、今回、ホテルのレイトチェックアウトを特別にお願いしました。
しかも、19時まで・・・。
これまでは、チェックアウトした後にお買い物したものを
ホテルのロビーで改めてパッキングしなければならなかったのですが、
今回は、お部屋でらくらくパック!
しかも、最後に走り回った後、飛行機に乗る前に
シャワーを浴びることも出来て・・・、
最終日のレイトチェックアウトはかなりポイントが高いことを実感しました!

しかも、メトロの駅が2駅使えて、その内1つは、1~2分。
お買い物をして荷物が増えても、何度もホテルに戻ることが出来、
とても便利で・・・ツアー10回めにして、
お買い物に(笑)ベストなホテルに出合った気がします。

そして、10回めにして、ようやく・・・
『パリ一週間 花と雑貨を探す旅プラン』を実践出来たような・・・。
メンバーの皆さまのお陰で、大変楽しい旅でした!

さて・・・
次回こそは、ウェディングのお花をお見せしますね~!



                                           ( END )




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プロフィール

三代川純子

フラワーデザイナー

三代川純子

三井物産株式会社人事部勤務中に恵泉フラワースクールで学び、退職後、フラワーデザインを学ぶため渡英。

「コンスタンス・スプライ」「ジェーン・パッカー」などにてディプロマ(卒業証書)を取得した後、英国王室御用達フローリスト「エドワード・グッドイヤー」にて修業。
また、パリのフルリスト「パトリック・ディヴェール」「リリアンヌ・フランソワ」にても研修を行う。

フラワーデザイナーとして、雑誌「花時間」などで多くの作品を発表するかたわら、ホテルオークラ レディースサークル(現在、ホテルオークラ本館建て替えのため休会中)では、ヨーロッパで自ら買い付けて来た資材を使いレッスンを行っている。

また、「Hanahiroプリザーブドフラワー・アカデミー」の主任講師も務める。