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2008.07.07

vol.15 パリ研修(?)グルメ(?)ツアー

出発前の情報では、パリのお天気は今一つはっきりとしない様子。

到着した時にも、空港には雨が降った名残が見られました。
でも・・・そこを「晴れ」にするのが晴れ女の底力・・・さて一週間のお天気は如何に・・・。

到着翌日は早速「クロード・カンコー」のオーナー、セドリック&エマ夫妻によるデモンストレーション見学です。
まずは、トロカデロ近くの絶景ポイントに皆様をご案内、エッフェル塔をバックにしばし撮影タイムを設けた後、「クロード・カンコー」から眼と鼻の先にある「バカラ美術館」で美しいガラス製品の数々に触れ、いよいよお店へ。

生花を使ったダイナミックなアレンジメントやブーケを二人それぞれに見せてくれました。
パリのフルリストでは、各々が独自のラッピング方法を持っていますが、写真は「クロード・カンコー」式ラッピング。

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私の本でも真似をして紹介しましたが、絵画のフレームのようにペーパーを折り、お花の部分はセロファンをふわりとさせる独特なスタイルです。

これはエマが作った花束。

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そして、夫妻が写っている写真の作品はセドリックが作った大きなブーケ。
束になったスイトピーを水の入ったピックに直接入れ、アジサイと共に組んだもの・・・50cmほどの葉の大きさにも見劣りしないボリュームです。

セドリック&エマとのランチはレストラン「ラ・ガール」にて。

こちらのレストランは、その名の通り、昔はがあったところだそうで、線路の名残がレストランの中にあります。
かなり大きなレストランで、屋内、屋外にそれぞれ7~80席ほど。

日光浴の好きなフランス人ばかりの店内で屋内のテーブルに座る人はゼロ、屋外にお客様が溢れていました。

「ラ・ガール」での私の席が、日当たりバッチリ!
であったためか、熱中症のような症状で不覚にもパリにてダウン

前の週にW杯アジア3次予選を観にバンコクへ行った疲れも影響していたのでしょうか?(3-0!勝って良かった!!)

晴れ女が熱中症でダウンとは笑い話にもなりませんが、パリでのお楽しみ・・・その日のディナーと、翌日のクリニャンクールの蚤の市行きをキャンセルしてしまいました。

復帰(?)は「パリ一週間 花と雑貨を探す旅プラン」でもご紹介した「ラオ・シャム」にてのランチ。パイナップル炒飯を楽しみました。

ツアーの皆さんにも食べていただけて良かった~!

パリで欠かせないのは、フォーシーズンズホテルジョルジュⅤのお花の見学。

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ガラスの花器にふんだんに花が活けられたデザインは変わらずですが、今回は器がブラック&ホワイトの組み合わせ。

特にトップに飾られているグラジオラスの本数が圧巻でした。

このモノトーンの花器は、去年の秋のブログでご紹介した見本市メゾン&オブジェでさかんに紹介されていたカラーです。

新商品を紹介する見本市ではこれから流行する(させる?)ものを先駆けて見ることが出来ますが、一般市場には数ヶ月から半年後に出回るように思います。

このモノトーンもその見本市からの流れでしょうか?
お花を眺めながらのラウンジでのティータイムは至福のひとときでした。

週明けにはエマも同行して彼女のご実家のあるブルゴーニュ地方へ。

エマの友人が経営するワイナリー「Jean Marc Brocard」へ行って来ました。

途中からエマのパパが合流、そしてワイナリーではエマのお兄様も迎えて下さり(その後のガーデンでのお散歩タイムにはママと愛犬も登場!)・・・と、ご家族総出での歓待に参加者一同大感激!
見渡す限り一面のぶどう畑(○ヘクタールという説明がありましたが、東京ドーム何個分と言われないとピンと来ません!)の新鮮な空気にリフレッシュすることが出来ました。

その後、出来たばかりの若いワインからグランクリュまで、チーズ風味のシュー生地のようなこの地方独特のオードブルと共にテイスティング。

それにしても、ツアー参加者の皆さんのワイン購買量が凄かった!(帰りの飛行機は、このワインを全て私の荷物としてチェックインしましたが・・・計63kgでした。)
エマのパパさんを交えてのランチは日仏交流の場。

日頃、エマとお付き合いをさせていただいて、その日本人的な気遣いに感激することがしばしばありますが、ご家族の温かさに触れ、エマのお人柄もこのご家族あってこそと納得した1日でした。
エマちゃん、パンジャマンさん、パパさん、ママさん、ありがとうございました。

翌日は、ランジス市場へ。

まずは、生花棟を見学。
たくさんある中卸店で私の一番のお気に入りは、この「Antoine Malapert」

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既に9時近くでお花がずい分少なくなっているため空きバケツも見られますが・・・、色別にディスプレイする見せ方にいつも感心します。

今回、ランジスの資材店で買い求めたものは・・・まず、このシャンデリア

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そして、エッフェル塔オーナメントです。

シャンデリアの飾りは、これをどうアレンジメントに使おうかと頭を悩ませることになりそうですが・・・(笑)。

エッフェル塔のお写真は・・・近々、このブログでまたエッフェル塔の特集(?)がありますので、その時にお見せしますね!

日頃の私の荷物の多さをご存知の方は、「これだけ?」と思われるでしょうね!
でも、実は・・・3月にパリに行った際に持ち帰れなかったアーティフィシャルフラワーを数百本持ち帰らなくてはならず・・・)かなりセーブ。
これがそのアートフラワーの一部です。

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日本には入っていない色合いのお花をピックアップしていたらこんな量になってしまいました。

お買い物と言えば、今回、初めてソルドの初日にぶつかりました。
日本ではセールの開始はデパートやブティックなどによって異なりますが、パリ(フランス)では、「この日!」と決められているようで、それがまさに今回のツアー最終日。

ブティックによっては、前日は14時に閉店と張り紙があり、ソルドの準備を始める様子。
下見とばかりに「ボン・マルシェ」に行ってみたら、商品の上に薄紙をかけたり、また、ロープを張って売り場の一部に入れないようにしていたりと早くも準備がスタートしていました。

当日も、いつもは10時開店の「ボン・マルシェ」は8時半開店。
さぞや行列が?と思っていましたが、伊勢丹新宿店の1月2日の行列・・・JR新宿駅まで・・・を知っている身としては、拍子抜け。
下見の効果もあり(?)、良いお買い物が出来ました。

それにしても・・・あるブランドのブティックでは、昨日まで正価で売っていた今年の春夏物のバッグが、夜が明けたら45%オフになるのですから・・・パリに住んでいたらソルド以外でお買い物することはないでしょうね。

観光客のお買い物と言えば、その定番は、ルーブル美術館と道を隔ててアーケードになっているリボリ通りのお土産物店、Parisと書いたTシャツなどが売っているどこにでもあるお土産物店です。
以前は近寄ることもなかったのですが、私のお土産の定番・・・キャップを探して以来、意外なものが見つかることを発見!
必ず覗くようになりました。

今回発見した優れものは、このワインバッグ

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厚手のビニール素材で出来ていて、お水を入れたまま運ぶことが出来るのだとか。

近々お誕生日の旅仲間Yちゃんのお土産はこれに決まり!
柄違いでエッフェル塔があり、細沼センセイもご購入。
こちらのお写真も・・・エッフェル塔特集をお楽しみに!

晴れ女の底力についてのご報告を忘れていました。
パリは連日、真夏のような見事なお天気続きでしたよ、もちろん!

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プロフィール

三代川純子

フラワーデザイナー

三代川純子

三井物産株式会社人事部勤務中に恵泉フラワースクールで学び、退職後、フラワーデザインを学ぶため渡英。

「コンスタンス・スプライ」「ジェーン・パッカー」などにてディプロマ(卒業証書)を取得した後、英国王室御用達フローリスト「エドワード・グッドイヤー」にて修業。
また、パリのフルリスト「パトリック・ディヴェール」「リリアンヌ・フランソワ」にても研修を行う。

フラワーデザイナーとして、雑誌「花時間」などで多くの作品を発表するかたわら、ホテルオークラ レディースサークル(現在、ホテルオークラ本館建て替えのため休会中)では、ヨーロッパで自ら買い付けて来た資材を使いレッスンを行っている。

また、「Hanahiroプリザーブドフラワー・アカデミー」の主任講師も務める。