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2011.01.25

vol.37 新年あけましておめでとうございます(2)

さて、4月のレッスンのアレンジメントは、私の「閃き」から生まれたデザイン。蝶々は、パリのランジス市場の資材店で仕入れたものです。

蝶々の裏側にはマグネットが付いていて、ほかに白もあり、あまりのかわいさに大人買いしてしまったものの、内心「蝶々にワイヤーを付けてアレンジメントに入れるだけでは面白みもないし、おみやげで配ろうかな~。」と思っていたのでした。

そんな時に、たまたま東急ハンズを歩いていまして発見したのが、マグネットシート。このお写真の茶色のものです。

少し厚みのあるこのシートは両面共にマグネットになっていて、かなり重さがあるのですが、これを円筒形のガラス花器の周りに両面テープで巻き、蝶々を付けてみました。

器の上にプラスチックのトレイを載せ、吸水スポンジを入れて、10種類のバラとカトレアをアレンジしています。

特に、"ラブパッション"という種類のこのカトレアは、その形がまるで蝶々が飛んでいるようで、迷わず選んだ花材なのですが、蝶々に見えますでしょうか?

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5月は、器に下がるダイアモンドシェープのオーナメントにご注目!
こちらもパリのランジス市場で仕入れたものです。

このオーナメントを生かすにはシンプルな器をと考え、シンプルな中にも形に個性が感じられるこの花器を選びました。

お花の世界での季節感はいつでもちょっと『先取り』で、お庭にチューリップが咲く頃の市場には夏のお花が、夏になると、市場は秋一色となります。

というわけで、初夏の代表的なお花、シャクヤク、ライラック、ビバーナムを、一足早く5月に使うのが例年のこと。初めて使った"ハニーゴールド"と呼ばれるシャクヤクの花芯の美しさは感動ものでした。

ほかに、アジサイや、"ゼンブラライム"、"イベント"という種類のキクを使って爽やかな初夏のアレンジメントに仕上げています。A面だけでなく、B面もご覧ください!(今はA面、B面という言葉が使われていないこと・・・知ってますよ!(笑))

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6月フランスで仕入れた布を使ったアレンジメントです。テーマは、「ボタニカル・アート」
ベージュの布にピンク色で描かれた植物の絵は細密画のようで、抽象的なお花や葉の模様はまるで不思議なアートのよう。モンマルトルの布地店『Moline』で買い求めた布です。

布の周りに両面テープを使い、ワイヤーを付け、横長のベースに流れるようにアレンジ。キャンドルもお花の色に合わせたモーヴ系です。

お花は、4種類のバラにアザミ、アストランティア、スモークツリー、ケイトウなど。特に、形が個性的なカンガルーポーや、ブラックベリー、ビブルナムティナス、カンナ、ピエリスグリーンなどの実ものは、布の柄にリンクさせて選んだ花材です。

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毎年7月アーティフィシャルフラワーでのレッスン。パリの見本市の『スタジオLZC』のブースでエッフェル塔やお花が描かれたオーバル型のミラーに出合い、一目惚れして仕入れたものです。

即買いしたもののミラーをどのようにアレンジメントに作り上げるかが悩みどころ。そんな時には東急ハンズへGo!

地下の木工売り場で、ミラーより一回り大きな長方形にベニヤ板をカットしてもらい、強力な両面テープでミラーを貼り付けました。そして、ベニヤ板の部分にアーティフィシャルフラワーをアレンジしています。

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まだまだつづく・・・1/2/3


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プロフィール

三代川純子

フラワーデザイナー

三代川純子

三井物産株式会社人事部勤務中に恵泉フラワースクールで学び、退職後、フラワーデザインを学ぶため渡英。

「コンスタンス・スプライ」「ジェーン・パッカー」などにてディプロマ(卒業証書)を取得した後、英国王室御用達フローリスト「エドワード・グッドイヤー」にて修業。
また、パリのフルリスト「パトリック・ディヴェール」「リリアンヌ・フランソワ」にても研修を行う。

フラワーデザイナーとして、雑誌「花時間」などで多くの作品を発表するかたわら、ホテルオークラ レディースサークル(現在、ホテルオークラ本館建て替えのため休会中)では、ヨーロッパで自ら買い付けて来た資材を使いレッスンを行っている。

また、「Hanahiroプリザーブドフラワー・アカデミー」の主任講師も務める。