六耀社(りくようしゃ) - 生活をデザインし、楽しむ心を提案する出版社

２０１３年も明けて早や２週間・・・
皆さま、本年もなかなか更新されない?!このコラムに
どうぞよろしくお付き合いくださいませ！

新年早々、生徒さんのお嬢様の
ウェディングブーケを作らせて頂く機会に恵まれ、
ただいま、ご依頼頂いたアーティフィシャルフラワーの
巨大なアレンジメントを製作中、
加えて先週は撮影が２件・・・。

充実した年明けを迎えられたのは、
ひとえに、神戸・夙川の『style in life』のお陰ではないかと思います。
先生のレッスンを受けて整理整頓したことで、
家の中がとにかくスッキリ！
「空いたスペースに幸せが入ってきますよ！」
との英理子先生のお言葉その通りでしょうか?!

松の内も明けない内に夙川に伺った
『style in life』の最終カリキュラム、
待ちに待った「クローゼットの収納と衣服の管理」については、
次回、お話しさせていただくこととして、
今回は、新年恒例！
昨年のホテルオークラレッスンをご紹介します。

２００２年に、立ち上げ前から係わった
Jane Packerのスクールから一人立ちし、
引き続きホテルオークラ東京でのレッスンをさせて頂いて
昨年１０月で１０周年。

ひとつの区切りとして、
レッスンにいらしてくださっている生徒さんに
お礼の気持ちをきちんとお伝えしなければと
感謝のパーティーをさせて頂きました。

パーティーの中のスピーチでもお話したのですが、
思ったこと、考えたことを実行しないまま
それが二度と出来ない状況になってしまったことが続き、
とにかく、思ったことはすぐに実行しようと固く決心した昨年・・・、
１０年もの間ずっとオークラのレッスンにいらしてくださり
支えてくださった皆様に感謝の会をと即実行、開催したのです！

場所は、麻布十番の中国料理店、
ミシュランで１つ星に輝いた『富麗華』。
なごやかな会と美味しいお食事、
サプライズでアシスタントさん達から頂いた巨大な花束、
生徒さんから頂いたお心遣い・・・、
お礼の会のはずが、逆になってしまいました。
皆さま本当にありがとうございました！

ところで、オークラレッスンは、私の中では、
最もハードルの高いレッスンのひとつ。

長い方はJane Packer時代から数えて２２年のお付き合い！
世界中を股にかけて旅行され、いろいろなものに感度が高く、
情報が豊富な生徒さん達、
そしてお花のスクールをなさっているプロフェッショナルな方々も
数多くいらしてくださっています。
そんな皆様に納得していただくものをと
毎回かなり頑張ってはいるのですが・・・。

前置きはこれくらいにして、
では、早速２月のレッスンから。
（何と！１月のレッスンの写真が・・・ございません！）

テーマは、『Bijou』（ビジュー　宝石）です。

パリのランジス市場で見つけたブリリアントカットの
オーナメント、これを下げて使うデザインに
あれこれ考えを巡らせました！

結果、ガラスの器の縁にリング状のオアシスを
載せてテグスでこのビジューを下げる
というアイデアが！

ガラスの花器は、ただの筒状では面白みがないので、底の部分に特徴のあるタイプを選んでいます。

お花は、ビジューの色に合わせてパープル、グリーン系の春のお花、パンジー、ラナンキュラス、スイトピーなどを。
ガラスの花器とビジューが、オークラのお部屋のライトに反射してキラキラと輝き、とても綺麗でした！

３月のテーマは、『Candy Colour』（キャンディカラー）。

ハワイで見つけたキャンディカラーの卵を使ったイースターのアレンジメントです。

ラウンドボックスの箱に蓋を浮かせるようにセット、
その空間を利用して、７種類のチューリップと５種類のラナンキュラスにミモザとパンジー、
そしてナデシコをぐるりと１周アレンジし、イースターエッグを添えました。

リボンは、イエロー×パープルのイースターカラーのチェックと、
マカロン柄の、何れもフランス製のものをチョイスして頂いたのですが、
リボンとお花をいろいろと変えれば、ギフトに最適なアレンジです！

４月は、パリで見つけたキラキラの細かい石が付いたリボンを使ったアレンジメントを。

１５cm幅のこのリボン、石がぎっしりと付いているのでずっしりと重く、見つけて手にした時にはビックリ！
１巻にわずか１.５ｍしかなく、人数分を持ち帰るのが大変でした。

ピンク系、ホワイト系の２種類のリボンからお選び頂き、これをアクリルボックスの周りに巻き、
同じくランジス市場で見つけたキラキラリボンを結び、お花をアレンジ。
大好きなダリア（ブルーピーチ）をメインにバラやラナンキュラスなどを。

５月のテーマは、『Toile de Jouy』と
呼ばれるフランスの布を使ったアレンジメント。

主に、麻や綿に、宮殿の庭や貴族、植物などが描かれたフランス独特の布地です。
これを、フレームにカルトナージュしてみました。（といっても、自己流ですが・・・）

幅が５０ｃｍもあるフレームひとつひとつに布を張る作業で、前夜は徹夜！
もっと早くから準備を始めればよいものを・・・。
結局レッスン直前までかかり、生徒さんにも手伝って頂く始末。

アレンジには、布の柄に合わせて、特徴のある形のお花を・・・。
グリーン、ホワイト系のアルストロメリアやミニファレノプシス、そして、モノトーンつながりで、黒百合も使っています。

６月のレッスンは、偶然の「出合い」から生まれたものでした。

十数年前にロンドンで出合ったゴールドのクラウンが描かれた食器、
４枚セットのプレートそれぞれのクラウン柄が異なり、
珍しいそのプレートに一目惚れしました。

裏を返して見ると、『Rosanna』との見慣れないロゴが。
今のようにネットで調べることも出来ない時代・・・
プレートとお揃いでカップ＆ソーサーなども欲しかったのですが、
残念ながら売り切れとのことでした。

時を経て、昨年春、
いつものように大好きなデパート『伊勢丹』を歩いていたところ・・・
同じクラウン柄のポットやカップを発見！
説明によれば、『Rosanna』（ロザンナ）というこのブランドは、
シアトル在住のデザイナーの方のお名前だとか。

他にたくさんの種類の食器が売られている中で、
目に付いたのは、スクエアのコンポートです。
早速、２０ヶ大人買い！
バラやトルコキキョウをメインに、
この季節ならではのライラックやリョーブなどをアレンジしています。

アレンジメントのお写真では、コンポートが良くわからないので
器だけのお写真もご覧ください！