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2007.07.09

vol.3 エッフェル塔(1)

一昨年のことだったか、夏のレッスンツアーの生徒さん達と

「今日はお夕食の後、エッフェル塔に登りましょう!」

というお話になりました。

その前日凱旋門に登り、あかね色に染まるパリの夕刻の景色に息を呑み、凱旋門から放射状に拡がる道路やセーヌ川の美しさに圧倒されたこともあってか「お次はエッフェル塔に・・・」ということになったのです。

ところが、塔内のエレベーターが上がり、景色が見えてくるにつれ、パリの夜景感嘆

・・・のはずが、一同無言に。

看板やライトアップに規制のあるパリの街の夜景は暗く、何も見えないに等しかったのです。

エッフェル塔は、明るい内に登るか周囲からその姿を眺めるのが一番!と悟った出来事でした。

1889年に、フランス革命100周年を記念してパリで行われた万国博覧会のために建造された当初は、その奇抜な外見を酷評されたエッフェル塔も、今では、パリのランドマークとして、多くの人に愛され親しまれているように思います。

空港からのタクシーがパリ市内に近付き、様々な景色の中、「ただいま~!」と思わずつぶやいてしまうのはエッフェル塔ですし、パリに行くたびに作るアルバムにも、厭きもせずエッフェル塔が登場。

また、パリではエッフェル塔が見えるかどうかがアパルトマンのお値段に影響するようです。
パリに住む人々にとっても、エッフェル塔は特別な存在ではないかしら・・・。

何と言っても、塔のその形・・・東京タワーよりも若干広がりのあるカーブが美しい
そして、繊細なレースを思わせる鉄骨の細工も見事です。

また、ライトアップにも様々な工夫がなされ、毎時数分間宝石をちりばめたような輝きに覆われるエッフェル塔は、何度見ても驚嘆の声をあげてしまいます。
パリ祭の時には、エッフェル塔から花火が打ち上げられることも・・・。

そして気が付けば、私もエッフェル塔グッズのコレクターとなっていました・・・というわけで、今回はそのグッズをご披露したいと思います。

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プロフィール

三代川純子

フラワーデザイナー

三代川純子

三井物産株式会社人事部勤務中に恵泉フラワースクールで学び、退職後、フラワーデザインを学ぶため渡英。

「コンスタンス・スプライ」「ジェーン・パッカー」などにてディプロマ(卒業証書)を取得した後、英国王室御用達フローリスト「エドワード・グッドイヤー」にて修業。
また、パリのフルリスト「パトリック・ディヴェール」「リリアンヌ・フランソワ」にても研修を行う。

フラワーデザイナーとして、雑誌「花時間」などで多くの作品を発表するかたわら、ホテルオークラ レディースサークル(現在、ホテルオークラ本館建て替えのため休会中)では、ヨーロッパで自ら買い付けて来た資材を使いレッスンを行っている。

また、「Hanahiroプリザーブドフラワー・アカデミー」の主任講師も務める。