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2014.02.24

vol.56 (1)ソチオリンピック 2014

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2月12日から、ロシアのソチで行われた
冬季オリンピック観戦ツアーに行って来ました。

目的はもちろんフィギュアスケート男子、
髙橋大輔選手です!

思えば、長年アシスタントを務めてくれて
いた、フィギュアスケートファン歴20余年で、
髙橋大ちゃんが10代の頃から見ている
河野かすみちゃんから、大ちゃんのスケートの魅力について熱く語られ、毎年一緒に行っていた冬のパリに前後して2008年スウェーデンのヨーテボリで行われた世界選手権を初観戦

他に類を見ない彼のスケートに魅せられて、
国内での大会はもとより、2010年、トリノの
世界選手権、ポートランドでのスケートアメリカ、
2012年、ニースの世界選手権と海外での
観戦を楽しんで来ましたが、その集大成に、
初のオリンピック生観戦と相成りました。
 

「パリ、お花、雑貨、そしておいしいもの・・・」からは話題が逸れますが、
ソチでの様子を2回に分けてお知らせしますね。


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初めて訪れるロシア・・・

出発前は少なからずテロの心配をしましたが、
液体物は機内に一切持ち込み禁止であったり、
観戦者は、チケットのほかに、顔写真入りのスペクターズパスが必要であったり・・・
さらに、オリンピックパークへの電車も、乗車前に飛行機同様の荷物検査とボディチェックがあり、
飲み物や食べ物の持ち込み禁止、と、様々な制約があったお陰か、
無事に観戦を楽しむことが出来ました。

ソチは黒海に面したロシアのリゾート地。
日本から大挙して押しかけたフィギュアファンの熱気もあってか、
連日、初夏のような気候で、昼間はコートなしでも歩けるほど。
到着3日めに海岸沿いのプロムナードをお散歩した時は、
ロシアにいることを忘れ、数年前のニースを思い出すほどでした。

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オリンピックパークは、ツアーでご一緒した方が、
「田舎の万博会場みたいね~!」と表現されていたように、
広さだけは十分な会場内には未完成の建物もちらほら・・・、
遊園地のジェットコースターもただの飾りで稼働していません。
駅から一番近いアイスアリーナでさえも徒歩20分、
その奥にある別の競技会場へは、さらに数分かかります。

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パーク内で、公式グッズを扱うショップは
1軒しかなく、最低でも1時間待ち。

食事も、カフェがひとつあるだけと、
多くの観客を迎える体制に多少難あり
という印象は否めませんでした。
 


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さて、男子シングルの結果はご存じの通り・・・。

残念ながら、大ちゃんの2大会連続メダルは叶いませんでしたが、
素晴らしい演技を観ることが出来て、心から感動!

演技中の大ちゃんの穏やかな表情も印象的でした。
そして、このような素敵な世界に導いてくれたかすみちゃんと、
大ちゃんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。


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感謝と言えば・・・、
競技前に行われるグループ毎の6分間練習は、
順位の近い6人が同じグループになります。
文字通り、ライバルたちが同じリンクに乗る6分間は、ものすごく緊張する時間。

そんな時に、気のせいか、大ちゃんの視線がいつもより高く、
会場中に数百人いる DISKバナータオルを持ったファンを
ぐるりと見回してくれたように感じたのです。

ツアーでご一緒した方で、お席が離れていた方も同じことをおっしゃっていらして、
「大ちゃん、感謝の気持ちをファンに伝えてくれている!」と感じたのは
私だけではありませんでした。


この年齢になると感じることですが、
今回の大ちゃんの結果は、一言で言えば、
C'est la vie・・・これも人生!

確かに2大会連続でメダルを取ることは最高の結果ではありますが、
良いこともそうでないことも、人生で起きることは何かしらの意味があること。
この結果がまた、彼の人生を大きく、豊かなものにしてくれるものと願ってやみません。
って、まるで母親の心境ですね。(笑)


あまりに息子(?)を思う気持ちが強いせいか、
度々神がかり的なことが起きていまして・・・。

その最初は昨年のNHK杯当日。
代々木の競技場に行く前に仕事をひとつ済ませようと歩いていたところ、
後ろから人がぶつかってきて歩道で前のめりに激しく転倒!
80デニールのタイツの両ヒザに大きな穴が開き、流血。
あまりの痛みにすぐには起き上がれないほどでした。

誰がぶつかったの?と振り返ったところ、人は全くいなくて・・・。
でも、もの凄い力で押された気がしたのですけどね。
取るもの取り敢えず消毒をし、時間が無くて買えなかったタイツの穴を
ブーツに押し込み代々木へ。

で、ふと思ったのです。
もしや、勝利の女神様が、
「大ちゃんの代わりに、あなたが転びなさい!」と
私の背中を押したのでは・・・?と。
で・・・ハイ!大ちゃん、4回転ジャンプを転倒なく
降りることが出来ました!


さらに、今回も・・・。
まずは、会場の座席が折りたたまれているのに気付かず尻もち!
これは、神がかりではなく、単に、ボケーっとしていただけではありますが、
代わりに私が尻もちをついたので(笑)、大ちゃんの転倒は無く・・・。

そして、私のカメラには、トリノやニースの世界選手権、
スケートアメリカの動画が入っていて、
大ちゃんファン仲間に、ぜひ、ご覧にいれましょうと思い、
出発前に勧められた新しいカメラではなく、持参したのですが・・・、

会場では、出来るだけ写真を撮らずに肉眼で見るようにして、
フリープログラムが終わってカメラの電源を入れたところ
壊れておりました!

大ちゃんの新たな世界を写せるように、
カメラを買い替えることに致しましょう!


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競技終了後、LINEとメールが十数通。

なんでも、テレビに長い時間映っていたようで・・・。
並びの4人の日本人同士、お菓子を配っているところまでしっかりと撮られておりました!
フィギュア観戦仲間のYoshikoちゃんが託してくれた縁起担ぎの金粉入り飴です。

さらに、全選手の競技が終わり、大ちゃんのインタビューになるまでの
数分間も「出演」しておりまして、
私が立ち上がったところがアップとなった直後に画面が大ちゃんに切り替わり
まさかの「共演」を果たすことが出来ました!(笑)

それから・・・
成田でもインタビューを受けました。日本テレビのZipです。
聞かれてもいないことまで、延々と大ちゃんの話をして、
インタビュアーが羽生君に話題を変えても
KYのごとく、大ちゃんに話を戻すおばちゃんぶり・・・。
おそらくカットされることでしょう!




(次回へ続く・・・)



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プロフィール

三代川純子

フラワーデザイナー

三代川純子

三井物産株式会社人事部勤務中に恵泉フラワースクールで学び、退職後、フラワーデザインを学ぶため渡英。

「コンスタンス・スプライ」「ジェーン・パッカー」などにてディプロマ(卒業証書)を取得した後、英国王室御用達フローリスト「エドワード・グッドイヤー」にて修業。
また、パリのフルリスト「パトリック・ディヴェール」「リリアンヌ・フランソワ」にても研修を行う。

フラワーデザイナーとして、雑誌「花時間」などで多くの作品を発表するかたわら、ホテルオークラ レディースサークル(現在、ホテルオークラ本館建て替えのため休会中)では、ヨーロッパで自ら買い付けて来た資材を使いレッスンを行っている。

また、「Hanahiroプリザーブドフラワー・アカデミー」の主任講師も務める。