2011.08.10
vol.40 (3)2011南仏&パリの旅
南仏最終日は、世界遺産の旅。
まずは、ポン・デュ・ガールへ向かいます。
ガルドン川に架かる水道橋であるポン・デュ・ガールは、
古代ローマ時代、紀元前19年頃に造られたのだそう。
3層のアーチからなるこの建造物が、
2000年以上の時の流れを経たもので、これからまた何百、何千年も存在し続けることを思うと、人間の存在はなんとちっぽけなものかと、柄にも無く感慨に耽りました。
続いてアヴィニヨンへ。
教皇庁の街アヴィニヨンは、さらに長く5000年の歴史を持つ街で
城壁に囲まれた街の外観が印象的です。
教皇庁の見学は、じっくり見ると丸1日かかるところを、1時間弱と駆け足で。
ガイドさんの説明がとてもわかりやすく、
歴史的建造物は、歴史の背景などの説明を受けながら廻るとより楽しめることを実感しました。
街中で後ろ髪を引かれる思いがしたのは、
建ち並ぶおしゃれなセレクトブティック。
そして、素敵なカフェも多数・・・。
南仏の小都市ながらカルチャーもショッピングも
楽しめるアヴィニヨン。
ぜひまた訪れたいと思います。
TGVでパリに移動したところ、先週までの気温が嘘のような晴天。
38℃にも上がり、肌を刺すような日差しです。
やっぱり・・・「晴れ女」ですね!
パリ到着翌日は、ランジスの花市場へ。
8時過ぎとあって市場の中は、閑散としていましたが、
今まであった店舗が空きスペースになっているところも・・・。
そんな中、資材店「Mat-flor」では
たくさんの資材との出合いがありました!
一部をご紹介いたしますと・・・
まずは、メタル製のバスケット。
モダンなアレンジメントにも合いそう!
ということで、グレーの大と白の小を
レッスン用に大量購入。
かなりの重さでしたが、花弘スタッフの
Kamata君がいてくれて、助かった~!
底の四隅にはゴムの突起物が付いていて
家具を傷付けないような配慮が嬉しい!
こちらはブリキ製のスクエアトレイ。
レースのようなカッティングが素敵!
がしかし、在庫は2点しかなくて
残念ながらレッスンには使えません!
さらに、アクリルで出来たオーナメントを発見。
吊り下げられるようにリボンが付いていますが、
これを敷いて使うアイデアが湧きましたので、
即購入!
お隣の「Feuillazur」では
クリスタル風のオーナメントを発見!
数色あった中で、パープル系2色とグリーン、
そして黒を選びました。
ブーケに入れても良いですよね?!
パリに戻った後は、クロード・カンコーでのデモンストレーション見学です。
エマ&セドリック夫妻が、ダイナミックなブケーをデモンストレーションしてくれました。
セドリックは相変わらずお茶目な一面を見せ、
参加者の方を笑わせる一方、しっかり者のエマが手綱を締める・・・
女性が強いのは万国共通でしょうか?
(次回へ続く・・・)
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フラワーデザイナー
三代川純子
三井物産株式会社人事部勤務中に恵泉フラワースクールで学び、退職後、フラワーデザインを学ぶため渡英。
「コンスタンス・スプライ」「ジェーン・パッカー」などにてディプロマ(卒業証書)を取得した後、英国王室御用達フローリスト「エドワード・グッドイヤー」にて修業。
また、パリのフルリスト「パトリック・ディヴェール」「リリアンヌ・フランソワ」にても研修を行う。
フラワーデザイナーとして、雑誌「花時間」などで多くの作品を発表するかたわら、ホテルオークラ レディースサークル(現在、ホテルオークラ本館建て替えのため休会中)では、ヨーロッパで自ら買い付けて来た資材を使いレッスンを行っている。
また、「Hanahiroプリザーブドフラワー・アカデミー」の主任講師も務める。