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2012.02.23

vol.27 マッチ箱と、ちいさなギフト。


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今、断捨離を行っているのですが、
バッグや服などは思い切って手放すことができるのに、

小さな空き箱や、余った可愛い紙などは
なかなか捨てることができません。


ただ保管しておくだけでは どんどんたまっていきますし、

本格的な春の来る前、
家の中で手仕事をするのが楽しい今の時期にと思い、
一気に余り紙の再利用クラフトを始めました。

                 

DSC_0004-022312.jpgある程度の大きさがある余り紙は、

ちょっとしたメッセージやメモ、
現金を入れてお渡しする際に重宝する封筒などを作ることが多いです。
(今は便利になって、プラスティック製の封筒テンプレートなどがクラフトショップで売られています。その型を元に、簡単に封筒を作ることができますね。)


その大きさもとれない余り紙の場合は、
お年玉サイズのポチ袋に。


最後の最後、
小袋を作るには難しいサイズになったらば、
ついには小箱にぺたぺたと
お気に入りの余り紙を貼っていきます。


                 


その、余り紙を貼る小箱も、
普通のギフト用の小箱でもいいのですが、

私はマッチ箱にこだわります。

「マッチを入れる」目的で作られた箱が、
ギフト用や飾り用の箱に変身するーーー。

その意外性がとても気に入っているのです。


そんなわけで、
今回は、ぺたぺたと余った紙を貼った色々なマッチ箱の、

ギフトやディスプレイアイデアをご紹介したいと思います。

                 


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フェルトが似合う季節ももうすぐ終りですが、
早春までは、こんなふわふわのフェルトボール
チョコレート風に箱に詰め、
ギフトの傍らに添えるのも楽しそうです。

手袋の絵との連想で、
雪玉のイメージも湧くかもしれませんね。


寒い季節は、
こんなほっこりとしたものを室内のコーナーに
飾っておくと、
温かい気持ちになれそうです。



                 

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こちらは、木の絵に合わせ、
中に木の実を入れてみました。

小さなお子さんへのギフトや、
旅の思い出の現地で拾った木の実など、

こんなマッチ箱に入れると、
ぐんとスペシャルな気持ちになりそうです。


                 

DSC_0086-022312.jpg小さな鉱石は、
我が家の娘が小さい時に、とても活躍しました。

小さな子どもは、石が大好きなのです。

子どものパーティーのFavors(おみやげギフト)
にしたり、

子どもの歯が抜ける時期には、
こちらでは枕元にTooth フェアリーから、コインや
小さなギフトが届くことになっているのですが、

我が家は、コインの代わりに
この透き通った石や きれいな色の石を、
よくフェアリーからのお届け物にさせて頂いたものです。

                 


ボタンって、夢がありませんか?

お裁縫好きでなくとも、
このまるい可愛らしいキャンディーのようなボタンは、
皆が大好きな存在なのではないでしょうか。

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お裁縫が好きな方に、珍しいボタンを見つけた時の
ちょっとしたギフトの際に。

また、大きめのマッチ箱であれば、
ボタンと一緒に小さな糸やハサミも入れて、
携帯用お裁縫セットも出来そうですね。

その他、ボタンの裏側に隠れるサイズの磁石をグルーでくっつけて、
冷蔵庫のメモクリップにするアイデアも楽しいものです。
私は娘の誕生日パーティーのFavors として、
このボタンマグネットクリップをギフトにしたことがあります。

                 


DSC_0006-022312.jpg春に向けて、これから種のおすそ分けも増えそうです。

種だけではちょっと物足りないな、と思った時に、
こんなミニ・ツールセットを添えたら、
受け取って下さった方は、
箱を開けた時に喜んで下さりそう。

贈り先の方をはっと驚かせる楽しさは、
人生の醍醐味のひとつでもあります。(笑)




                 

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気のおけない、親しい間柄の友人に
イヤリングなどのアクセサリーを
さらりと渡したい時に、
こんなマッチ箱のギフトボックスで贈ったら、

とても楽しいのではないかと思います。

かしこまらず、
ユニークでオリジナリティがあり、
印象深く思って頂けるかもしれませんね。

アクセサリーや相手の方の好みで
箱に貼る紙を選ぶのも、楽しい作業です。


                 
 

このシェル製の鳥は 実はブローチなのですが、
私は身につけていない時には
こうして部屋の一角に飾っていることが多いのです。

ギフトにする際にも、
こんな春のイメージを一緒にお贈りできたら素敵でしょうね。
小花を添えたり、
小さな鉢植えを添えるのもいいかもしれません。

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さあ、
本格的な春まであと少し。

皆様も、
残り少ない寒い冬の終りに
楽しい手仕事で、
心もあったかくしてお過ごし下さいね。

プロフィール

加藤万里 -Mari-Kato-

フラワーデザイナー

加藤万里 -Mari-Kato-

カリフォルニア・バークレー在住、フラワーデザイナー。ハーバリスト。
1994年より、ロスアンジェルスで花教室FOLIAGEを主宰。
2004年秋より処点をバークレーに移し、06年、あらたに「お花会」という形でFOLIAGEを再開。その後、アロマクラス、ハーブクラスも増設。

フラワーアレンジ、アロマ、メディカルハーブ、ガーデニング、インテリア、手仕事など多方面から、花のある暮らしを提案すると共に、植物を通して、目に見えない大事なことを思い出していくための機会と場になることを願い、会を開催している。

また、昔ながらの暮しの知恵を取り入れ、現代風に楽しむことで、忙しい日々を送る現代人が忘れていることを取り戻していきたいと考え、スローライフを自ら実践し、提案している。

ロスアンジェルスの日本語情報誌「LIGHT HOUSE」にて、98年から02年まで「カリフォルニア花日記」「シンプルエコライフのすすめ」などの記事を連載。
09年春と秋にバークレーで、食とお花、食と手仕事をコラボさせたワークショップ付きの「カフェ・イベント」を開催。好評を博する。

著書に、ロスでの花生活を綴ったエッセイ『ガーデンダイアリー カリフォルニア 花と暮らす12か月』(講談社文庫 98年刊)がある。