2009.01.26
vol.1 明るくてほっとする"ブナブラウン"
わたしは南ドイツで生まれました。
家の周りには森があって、小さいころから森の中をよく散歩したものです。
ブナの木の葉の色、ライトブラウンは、わたしの大好きな色のひとつです。
木の葉をとおして空を見上げ、茶色い葉が積もった中を歩き、そしてブナの実で遊んだことが、わたしにとっての"色"というものの原風景になっています。
ブナのライトブラウンは、まるでミルクチョコレートのようにおいしそう!
ライトブラウンのトーンにとても親しみをおぼえるようになったのは、この頃からかもしれません。
大人になった今でも、ブナのインテリアが大好きです。
ブナの茶色は、ほんの少し赤みがかっていて、そして肌色のトーンに似ています。
わたしにとって"ブナブラウン"は、特別な色なのです。
フラワーデザイナー
ガブリエレ・ワーグナー久保
花阿彌ゲシュタルトゥングスシューレ学校長。グレゴール・レルシュ・エディション・アジア地区マネージャー。
ドイツ国立花卉装飾専門学校・ヴァイエンシュテファン マイスターフロリスト。
癒しを取り入れたフラワーデザイン“ウェルネス・フラワー”を提唱。個性あふれるレッスン「gabriele kubo.professional」も好評開催中。
現在、ドイツの専門誌「Florieren!」(Ulmer社)への執筆等、ヨーロッパと日本のフラワーデザイン界の重要なかけ橋として活躍中。
著者ホームページ:http://www.greengabes.com
花阿彌ホームページ:http://www.hana-ami.co.jp