学校へいきたい! カルロス アルゼンチンの11歳
◆内容紹介
学校へいきたい! "世界の果ての通学路"ノベライズシリーズ
18キロの通学路を愛馬で通う少年カルロス 11歳
地球の最南端に位置するといわれているアルゼンチンのパタゴニア。
ここでカルロスの一家は牧畜で生計をたてて暮らしている。
ヤギ50頭の世話はカルロスの仕事だ。しかしカルロスは、その前に
学校に行かなければならない。
6 歳の妹ミカとふたり、毎日、愛馬チベリートで学校に通う。
通学路は、アンデスの山々と大平原をぬける片道1時間半の道のりだ。
11歳と6歳の小学生の兄妹ふたりが1頭の馬に乗って片道1時間半、
往復3時間もかけて通う毎日を、わたしたちは、起きている現実と
して想像できるでしょうか。
そこまでして通う学校とは何か。学ぶことは生きること、とする教
育の本質を辺境の国々の人びとや子どもたちから、私たちが教
えられるのではないか。そんな本旨を「学校へいきたい!」シリーズ
は示唆してくれます。
「学校へいきたい!」シリーズ全8巻 「世界の果ての通学路」ノベライズ
世界の果てには、学校へいきたいとねがい、教育を受けることで未来を
切りひらきたいと希望をいだく無数の少年少女たちがいる。彼らは今日
も道なき道を学校へとむかう。
<原書>
アンリ・ラングロワ賞ドキュメンタリー賞など数々の映画賞を受賞し世界的に反響をよんだフランスのドキュメンタリー映画 “Sur le chemin de l’école”(監督:パスカル・プリッソン)。日本でも「世界の果ての通学路」のタイトルで上映され話題となりました。フランスではTVドキュメンタリー番組「LES CHEMINS DE L’ÉCOLE」としてテレビ化もされました。本書はその同名のノベライズ「Les chemins de l'école」(エディション・ナタン社(仏)刊行)が原書となっています。
映画は、ジャクソン(ケニア)、カルロス(アルゼンチン)、ザヒラ(モロッコ)、サミュエル(インド)の4人のオムニバス作品となっています。