【ソリストの思考術】第四巻 玄侑宗久の生きる力
◆内容紹介
六耀社40周年記念出版
独創するヒト
ソリストの思考術シリーズ 第四巻
『作家・僧侶 玄侑宗久の生きる力』
「不二(ふに)」から生まれる無限の可能性
作家にして禅僧。
その二つが渾然一体となったとき、新たな創造の力が生まれる。
東日本大震災を経験して、玄侑宗久がいま改めて説く、
先の見えない現代を生き抜くための「不二」の心得。
僧侶として、作家として、そして被災地の代弁者として。
福島の地に強く、深く根を張って生き、
表現と創作の幅を広げようとしている玄侑宗久は、
時代が求めたソリストである。
六耀社40周年記念企画。
安易な答えを求めるのではなく、矛盾や渾沌を抱えたまま、
まずは方便としての一歩を踏み出してみる。
先が見えないから苦しいと思うのではなく、先が見えないからこそ
「無限の可能性」がある。そう、私は受け止めている。
(本文より)
◇玄侑宗久(げんゆう そうきゅう) 作家・臨済宗僧侶
1956年、福島県三春町生まれ。
慶應義塾大学中国文学科卒業。臨済宗福聚寺第35世住職。妙心寺派東京禅センター理事。福島県警通訳。福島県立医大経営審議会委員。花園大学文学部客員教授(国際禅学科)。新潟薬科大学客員教授(応用生命科学部)。
2001年「文学界」に掲載された「中陰の花」で第125回芥川賞を受賞。小説作品に、『アブラクサスの祭』『化蝶散華』『アミターバ 無量光明』『リーラ 神の庭の遊戯』『テルちゃん』(以上、新潮社)、『御開帳綺譚』『龍の棲む家』『四雁川流景』(文藝春秋)、『祝福』(筑摩書房)、『阿修羅』(講談社)などがある。柳澤桂子氏との往復書簡「般若心経 いのちの対話」で第68回文藝春秋読者賞を受賞。ほかにエッセイ集『無功徳』(海竜社)、呼吸についての五木寛之氏との対談『息の発見』(平凡社)、『禅のいろは』(PHP)、近著に、『無常という力~「方丈記」に学ぶ心の在り方』(新潮社)、『福島に生きる』(双葉社)など。2011年4月から2012年2月まで東日本大震災復興構想会議委員。
玄侑宗久公式サイト公式サイト
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六耀社40周年記念出版
独創するヒト
『ソリストの思考術』シリーズ全9巻
東北大震災という未曽有の災難を経て、日本人ひとりひとりが「生きること」や
「働くこと」の意味をいま改めて見つめなおす時期に来ている。
9人の個性あふれるソリストたちへの綿密な取材によって導き出された、
それぞれの個性豊かで強靭な「生きる力」に迫り、
己の人生の意味を見いだせずに迷い悩んでいる人に、
才人たちの考える「生きる術」を伝えるシリーズ。
さまざまなジャンルで輝いているソリスト(=独創するヒト)が
進むべき道に迷う現代人に「生きるヒント」を捧げる。
ソリストとは・・・
時流や流行にとらわれず、自分の信じる道を進み、一つのスタイルを築き上げた人。
信念ある行動でまわりの人を巻き込み、大きなムーブメントをつくり出した人。
進むべき道は己で選び、切り開く。それがソリストの生き方である。
(シリーズ紹介) 全9巻順次刊行予定
第一巻 医学博士 帯津良一の生きる力
第二巻 作家 C・W ニコルの生きる力
第三巻 映画監督 松井久子の生きる力
第四巻 作家・僧侶 玄侑宗久の生きる力
第五巻 左官 挾土秀平の生きる力
第六巻 和紙作家 堀木エリ子の生きる力
第七巻 山地酪農家 中洞正の生きる力
第八巻 ピアニスト 舘野泉の生きる力
第九巻 絵画保存修復家 岩井希久子の生きる力