【ソリストの思考術】第九巻 岩井希久子の生きる力
◆内容紹介
六耀社40周年記念出版
独創するヒト
ソリストの思考術シリーズ 第九巻
『絵画保存修復家 岩井希久子の生きる力』
一枚の絵画と向き合い、失われた輝きを取り戻す。
その指先からは、傷ついた名画に新たな息吹が込められる。
唯一無二の人類の財産を未来へ引き継ぐ匠の技。
絵画保存修復家・岩井希久子の生きる力に迫る!
日本における「絵画の保存修復」とは何なのか。
日本は欧米に比べると驚異的に従事者が少ないといわれる”絵画保存修復業”。
絵画保存修復家として、仕事に精魂を傾けてきた岩井が、
私たち日本人に向けて問う。
「文化の継承とは何か」
「日本では修復をどうとらえているのか」
<修復作品>
モネ《睡蓮》
ゴッホ《ひまわり》
ミレー《落穂拾い》 ほか、
ルノワール、ゴーギャン、シャガール、ピカソなど多数。
◇岩井希久子(いわい・きくこ)絵画修復家。
有限会社IWAI ART保存修復研究所代表取締役。1955年熊本生まれ。74年絵画保存研究所で修復の仕事と出会う。80年に渡英し、ナショナル・マリタイム・ミュージアムで修復技術を学び、84年に帰国。以後、フリーランスとして、画の修復を手がけるほか、現代アートやセル画など多様な表現の修復にも挑む。89年有限会社岩井絵画修復(現、有限会社IWAI ART保存修復研究所)を設立。93年小山敬三美術振興財団海外研修を受賞し渡米。98年からロンドン、テート・ギャラリー(現テート)に研究を持ち込み、絵画をエイジングさせない「低酸素密閉」という保存方法を開発。2012年度佐倉市民栄誉賞。
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六耀社40周年記念出版
独創するヒト
『ソリストの思考術』シリーズ全9巻
東北大震災という未曽有の災難を経て、日本人ひとりひとりが「生きること」や
「働くこと」の意味をいま改めて見つめなおす時期に来ている。
9人の個性あふれるソリストたちへの綿密な取材によって導き出された、
それぞれの個性豊かで強靭な「生きる力」に迫り、
己の人生の意味を見いだせずに迷い悩んでいる人に、
才人たちの考える「生きる術」を伝えるシリーズ。
さまざまなジャンルで輝いているソリスト(=独創するヒト)が
進むべき道に迷う現代人に「生きるヒント」を捧げる。
ソリストとは・・・
時流や流行にとらわれず、自分の信じる道を進み、一つのスタイルを築き上げた人。
信念ある行動でまわりの人を巻き込み、大きなムーブメントをつくり出した人。
進むべき道は己で選び、切り開く。それがソリストの生き方である。
(シリーズ紹介) 全9巻順次刊行予定
第一巻 医学博士 帯津良一の生きる力
第二巻 作家 C・W ニコルの生きる力
第三巻 映画監督 松井久子の生きる力
第四巻 僧侶 玄侑宗久の生きる力
第五巻 左官 挾土秀平の生きる力
第六巻 和紙作家 堀木エリ子の生きる力
第七巻 山地酪農家 中洞正の生きる力
第八巻 ピアニスト 舘野泉の生きる力
第九巻 絵画保存修復家 岩井希久子の生きる力