【ソリストの思考術】第八巻 舘野泉の生きる力
◆内容紹介
六耀社40周年記念出版
独創するヒト
ソリストの思考術シリーズ 第八巻
『ピアニスト 舘野 泉の生きる力』
左手のみから紡がれる奇跡のメロディー。
ハンディキャップを克服したピアニストが辿り着いた新境地
逆境を乗り越え、「不自由さ」を己の創作の糧に変える力
左手のピアニスト・舘野 泉の生き様に迫る!
六耀社40周年記念企画。
ピアニストの右手は、ある日突然、自由を奪われた・・・
フィンランドを拠点に世界の舞台で活躍するピアニストに
不幸は突然訪れた。
デビュー40周年記念コンサートの最後の曲も終盤に差し掛かった時、
突然、右手が利かなくなり、床に崩れ落ちた。脳溢血だった。
右半身不随。ピアニストとしての時が止まったまま、
無為な日々が2年も続いた。
失意のなか、息子から贈られた左手のための楽譜
「両手」から「左手」に。不自由さの条件が加わったとき、
舘野は、さらに自由に、さらに人生を羽ばたかせて音を奏ではじめた。
“制約”から生まれた、“新しい”音楽と未来への希望
左手のピアニストとして復活し、より精力的に活動を始動した今、
さらに未踏の境地を切りひらこうとしている。
◇舘野泉(たての いずみ) ピアニスト。
1936年生まれ。東京都出身。1960年東京芸術大学を首席で卒業。
2002年、ステージ上で脳溢血で倒れ、右半身不随となる。2年余の闘病生活を経て左手での本格的な演奏活動を開始。日本と北欧5カ国をはじめ、世界各国でコンサートは3,000回開催、リリースされたCDは100枚近い。昨年より、左手ピアノのための名作を2年間で綴ってゆく「左手の音楽祭2012-2013」をスタートさせ、話題となっている。
六耀社40周年記念出版
独創するヒト
『ソリストの思考術』シリーズ全9巻
東北大震災という未曽有の災難を経て、日本人ひとりひとりが「生きること」や
「働くこと」の意味をいま改めて見つめなおす時期に来ている。
9人の個性あふれるソリストたちへの綿密な取材によって導き出された、
それぞれの個性豊かで強靭な「生きる力」に迫り、
己の人生の意味を見いだせずに迷い悩んでいる人に、
才人たちの考える「生きる術」を伝えるシリーズ。
さまざまなジャンルで輝いているソリスト(=独創するヒト)が
進むべき道に迷う現代人に「生きるヒント」を捧げる。
ソリストとは・・・
時流や流行にとらわれず、自分の信じる道を進み、一つのスタイルを築き上げた人。
信念ある行動でまわりの人を巻き込み、大きなムーブメントをつくり出した人。
進むべき道は己で選び、切り開く。それがソリストの生き方である。
(シリーズ紹介) 全9巻順次刊行予定
第一巻 医学博士 帯津良一の生きる力
第二巻 作家 C・W ニコルの生きる力
第三巻 映画監督 松井久子の生きる力
第四巻 僧侶 玄侑宗久の生きる力
第五巻 左官 挾土秀平の生きる力
第六巻 和紙作家 堀木エリ子の生きる力
第七巻 山地酪農家 中洞正の生きる力
第八巻 ピアニスト 舘野泉の生きる力
第九巻 絵画保存修復家 岩井希久子の生きる力