キュビスムって、なんだろう?【図鑑:はじめてであう世界の美術】
◆内容紹介
自然のなかのすべての事物は、円柱・球・円すいでできている。
20世紀のはじめ、1907年ころから、画家が描こうとする対象を立方体や円すいなどの三次元の図形でとらえて二次元の平面に描くキュビスムという美術運動がフランスでおこりました。キュビスムを中心になって起こしたのはピカソとブラックのふたりでした。キュビスムという名は、ブラックの風景画を、評論家のルイ・ヴォークセルが「ブラックはすべてをキューブ(立体(りったい))にとりこむ」と評価したのがはじまりといわれます。対象を前から横から斜めから立体でとらえて平面に描くキュビスムの大胆な絵画を見ていきましょう。
◇ケイト・リッグス(Kate Riggs)
ノンフィクション・ライター。子どもの本・ヤングアダルトブックの編者・著者とし
て活躍する。ARTWORLD(本「図鑑:はじめてであう世界の美術」原著)シリーズのほか、
動物シリーズなど広い分野のノンフィクション書籍を手がけている。2012 年、
“Dolphins” (Amazing Animals) でメリーランド・ブルークラブ・ヤングリーダー賞を
受賞。“Beagles”、“Bulldogs”、“Beavers”、“Eagles”、“Enchanted Castles” など、多数の
著作がある。アメリカ・ミネソタ州在住。