磯崎新と藤森照信の モダニズム建築談義
◆内容紹介
1920年代はじめから1960年代終わり、
建築界では19世紀前の様式建築が終焉を告げ、
新たな時代の、新しい建築様式「モダニズム建築の時代」を迎えていた。
当時、日本においてモダニズム建築を牽引していたのは、
アントニン・レーモンド、吉村順三、前川國男、坂倉準三、白井晟一、
山口文象、大江宏、吉阪隆正・・・。
戦争の影響を受けながらも、彼らは何を考え、どう行動したのか。
そして、その後日本でポストモダンを提唱した磯崎新や丹下健三らの想いとは。
現代建築界の巨匠、磯崎新と藤森照信が自由に語り合った『磯崎新と藤森照信の
茶席建築談義』(2015)に続く建築口伝 第2弾。
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◇磯崎新(いそざき あらた) 建築家
1931年大分県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、丹下健三研究室を経て、
63年磯崎新アトリエを設立。90年代にはバルセロナ、オーランド、クラコフなど、
今世紀に入り中東、中国、中央アジアまで広く建築活動を行う傍ら、建築評論はじめ
執筆活動も盛んに行う。ハーバード大学などの客員教授歴任、多くの国際コンペでの
審査員も務める。
◇藤森照信(ふじもりてるのぶ) 建築史家、建築家
1946年、長野県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専攻は近代建築、都市計画史。86 年、赤瀬川原平、南伸坊らと路上観察学会を結成。91年〈神長官守矢史料館〉で建築家としてデビュー。98年、日本近代の都市・建築史の研究で日本建築学会賞(論文)、2001年〈熊本県立農業大学校学生寮〉で日本建築学会賞(作品賞)受賞。著書多数。