モダニズム建築紀行 -日本の1960~80年代の建築-
◆内容紹介
日本の高度経済成長期から超高層ビル群の時代1960~80年代の建築
東京オリンピックの年の国立屋内総合競技場(国立代々木競技場)や、
取り壊しが予定されているソニービルなど46の建造物を紹介。
掲載の建物:
Ⅰ. 1960年代
京都会館(1960年)/社会保険横浜中央病院(1960年)/東京文化会館(1961年)/ホテルオークラ(1962年)/アテネ・フランセ(1962年)/京都市蹴上浄水場(1962年)/岡山美術館(現・林原美術館)(1963年)/親和銀行大波止支店(1963年)/紀伊國屋ビルディング(1964年)/国立屋内総合競技場(1964年)/駒沢オリンピック公園(1964年)/弘前市民会館(1964年)/大学セミナー・ハウス(1965年)/パレスサイドビル(1966年)/ソニービル(1966年)/戦没学徒を記念する広場(1967年)/坂出人工土地 (1968~76年)など
Ⅱ.1970年代以降
日本万国博覧会鉄鋼館(現・EXPO’70パビリオン)(1970年)/ホテルフジタ京都(1970年)/愛知県立芸術大学(1971年)/東京會舘(1971年)/倉敷アイビースクエア(1974年)/千葉県立美術館(1974年)/日本興業銀行本店(1974年)/東京海上ビルディング本館(1974年)/新宿三井ビルディング(1974年)/ノア・ビル(1974年)/名護市庁舎(1981年)/三春町歴史民俗資料館(1982年)など
◇松隈洋(まつくま・ひろし) 建築史家
1957 年兵庫県生まれ。1980 年京都大学工学部建築学科卒業後、前川國男建築設計事務所に入所。2008 年10 月より京都工芸繊維大学教授。博士(工学)。専門は近代建築史、建築設計論。2013 年5月からDOCOMOMO JAPAN 代表。著書に『ルイス・カーン』(丸善)、『近代建築を記憶する』(建築資料研究社)、『坂倉準三とはだれか』(王国社)、『残すべき建築』(誠文堂新光社)、編著に『前川國男―現代との対話』(六耀社)など。