【重版】亀倉雄策のデザイン 新装版
◆内容紹介
1983年弊社刊行の幻の豪華本『亀倉雄策のデザイン』(本体価格15,000円)を読者ならびに各方面からの熱い要望に応えて、新たに普及版として復刊。
本文冒頭では故/建築家・丹下健三による賛辞が寄せられ、編集委員は同時代をともに歩んだグラフィックデザイナー永井一正・田中一光らが担当し、日本のデザイン新時代創造に努めた巨匠たちが一同に集結した歴史的な1冊です。
戦後60年が経過し、新時代のクリエイターらが独自のデザイン表現を模索する今日において、東京オリンピック、世界デザイン会議、日宣美など、「亀倉雄策」という戦後日本のデザイン界を牽引した巨星が残した数々の偉大なる足跡を豊富なヴィジュアルで紹介します。
序文=丹下健三
◇亀倉 雄策(かめくら ゆうさく) グラフィックデザイナー
1915年、新潟県に生まれる。 1933年新建築工芸学院卒。1960年日本デザインセンター設立。 1961年芸術選奨を受賞。1962年フリーとなる。以降、紫綬褒章、朝日賞、毎日芸術賞、勲三等瑞宝章、日本文化デザイン大賞などを受賞。 1991年には文化功労賞に選ばれる。海外でもワルシャワ国際ポスタービエンナーレ金賞、銀賞、ブルノ国際グラフィックデザインビエンナーレ銀賞、銅賞、ラハチ国際ポスタービエンナーレグランプリ等、内外で数々の賞を受賞。代表作には、東京オリンピックポスター、ヒロシマアピールズポスター、 NTTマーク等がある。主な著書として「世界のトレードマークとシンボル」(河出書房新社)、「曲線と直線の宇宙」(講談社)、「亀倉雄策の直言飛行」(六耀社)などがある。現在は日本グラフィックデザイナー協会会長、日本デザインコミッティー理事長を務め、1989年デザイン誌「CREATION」(リクルート)を創刊、責任編集者となる。 1997年5月11日没。享年82歳。