爆弾のすきな将軍
◆内容紹介
=記号論哲学者のエーコがおくる、平和をかんがえる絵本=
将軍は戦争が大すき。
だから、爆弾をたくさんつくりました。
でも、爆弾の中にとじこめられた「アトモ」たちは、
戦争なんか大きらい。
だって、もし自分たちが爆発してしまったら、
たくさんの子どもや ママや 生き物たちが死んで
きれいな町が消えてなくなってしまうことを
知っていたからです。
とろこが、爆弾をたくさんつくってしまった将軍は、
はやく戦争を始めたくてうずうずしてきました...。
「いのち」をいつくしみ、平和をかんがえることを子供たちに伝えます。
◇ ウンベルト・エーコ 哲学者・思想家・作家
1932年イタリア生まれ。記号論で知られる。ボローニャ大学教授。ハーバード大学教授ほか、各地の大学で教鞭をとる。
邦訳された作品に『薔薇の名前』(東京創元社)、『フーコーの振り子』(文春文庫)、『バウドリーノ』(岩波書店)、『記号論』(岩波書店)、
『開かれた作品』(青土社)、『中世美学史』(而立書房)、『歴史が後ずさりするとき』(岩波書店)など多数ある。
◇ エウジェニオ・カルミ 画家・彫刻家・インダストリアルデザイナー
1920 年イタリア生まれ。20 世紀後半以来活躍するイタリア抽象画の代表的な
幾何学的な形を用いた鮮やかな色彩の作品で世界的に知られる。
受賞歴にインターナ ショナル・クラフク・ビエンナーレ賞、ヴロツワフ・インターナショ ナル・トゥリエンナーレ賞などがある。
◇ 海都 洋子(カイト・ヨウコ) 翻訳家
津田塾大学英文科卒。米国ペンシルベニア大学教育大学院修士課程修了。
M.S.Ed。Reading Specialist。
主な訳書に『若草物語』(岩波少年文庫)、『こちら宇宙船地球号』、『ニコルズさんの森をすくえ』(以上、岩波書店)、『パパという大きな木』(講談社)などがある。
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