2012.07.23
『藤森照信の茶室学』刊行記念トークイベントを開催
先週の7月21日(土)に、ジュンク堂書店池袋本店にて、
『藤森照信の茶室学』刊行記念トークイベントが行われました。
ご参加いただいた皆さま、ジュンク堂の皆さま、ありがとうございました。
ひょんなことから茶室にハマって約10年、
建築史家の目で茶室について研究を続けてきたという藤森照信先生。
待望のこの本をもとに茶室について、スライドとボードを使い、
熱く、時にはユーモアを交えながら、語っていただきました。
会場には、小学生から大学生、年配の方まで幅広い層の方々が来場され、
中には熱心にメモを取っていらっしゃる方もいました。
講演は、日本建築史における茶室の立ち位置からはじまり、
利休と秀吉の関係、弁証法から発展した形の反転の思考法、一休の悟り、
細川元首相から依頼された茶室、待庵の藤森流分析......とスリリングに展開。
本に盛り込まれなかった内容にまで話は及び、
気がつけば、あっという間にトークの時間は終了。
トーク終了後には、さまざまな質問が飛び交い、その後、サイン会へ。
多くの方がサインを求め、藤森先生と記念撮影をされる方などもいて、
終始なごやかなトークイベントとなりました。